「ChatGPTのDotsって、普通のチャットと何が違うの?」と気になっていませんか? Dots(ドッツ)は、お願いした仕事を継続して担当し、会話していない間も進められるChatGPTのエージェントです。
資料を調べて終わりではなく、状況が変われば続きを進め、結果や判断が必要な点を持ち帰るのが特徴です。
ただし、何でも自動で見たり動かしたりできるわけではありません。
過去の全会話を丸ごと読める仕組みではなく、アプリや手元のMacへのアクセスには別の設定が必要です。
提供も段階的なので、対象プランでも画面にまだ出ていない場合があります。
この記事では、2026年10月1日時点のOpenAIの日本語発表とOpenAI公式Dotsガイド(英語)をもとに、できること・使い始め方・注意点を一緒に整理しますね✨
ChatGPTのDotsとは?普通のチャットとの違い
通常のChatGPTは、質問を投げるとその場の会話で答えや成果物を返します。
Dotsは、「この仕事を引き続き見ていて」と役割を渡せるところが違います。
OpenAIは「always-on agent」と説明していますが、これは24時間すべてのサイトを勝手に巡回するという意味ではありません。
依頼した責任範囲や使える情報に沿って、会話の間にも作業を進め、必要な時に相談してくる設計です。
たとえば「企画書を最新の顧客要望に合わせて更新し、未決定の点を教えて」と頼めます。
最初の修正が終わった後も、その担当を持ったまま、新しい情報や指示が来たら続きから動けます。
毎回、企画の背景を最初から説明し直す負担が減りそうですね。
| 使い方 | 通常のChatGPT | Dots |
|---|---|---|
| 仕事の単位 | いまの質問や会話 | 継続して任せた責任 |
| 会話していない間 | 通常は次の指示を待つ | 担当した仕事を進めたり、必要なタイミングで再開したりできる |
| 進捗確認 | 会話を見返す | Activityで進行中の仕事や結果を確認できる |
| 権限 | 使う機能・接続先に依存 | 同じく許可と確認が必要。Dotsだから無条件に広がるわけではない |
「会話の答えをもらう」から「結果まで見届けてもらう」への変化、と考えると分かりやすいです。
ただ、任せた仕事が完了と表示されても、求めていた成果になったかは自分でも確認してくださいね。
Dotsのタスクとメモリー(英語)にも、完了した実行結果をレビューするよう案内されています。
Dotsでできること|調べる、作る、進捗を追う💡
Dotsにはクラウド上の専用コンピューターとブラウザーがあります。
調査、文書作成、データ分析、ソフトウェア作業などを進められ、手元のパソコンを閉じている間もクラウドでの仕事を続けられます。
作業が複数に分かれるときは別のタスクやスレッドを使い、あなたはDotsと話しながら優先順位を変えられます。
一度頼んだ仕事の続きを任せられる
期限や新しい資料が出てくる仕事に向いています。
たとえば「毎週の調査結果を比較し、前回と違う点をまとめて」という依頼です。
固定時刻に動いてほしい仕事はスケジュールも設定できます。
ただし、監視したい対象をアプリで接続しただけで、監視タスクが自動的に始まるわけではありません。
何を見て、いつ知らせ、何を確認してから実行するかまで伝えるのがコツです。
WorkやCodexの作業を任せられる
Dotsは必要に応じてChatGPT WorkやCodexのタスクを作り、結果を確認して続きの指示を出せます。
開発の例なら、報告された不具合を調べ、修正案をレビューできる状態にする、といった流れです。
ただし、Codexのクラウド環境で作業させるには、リポジトリや設定を含む環境を先に用意する必要があります。
手元のMacでのCodex作業には、Macの接続と稼働も必要です。
「Dotsとの会話」と「Work・Codexが実行するタスク」は利用枠の扱いが違います。
この点は後の利用条件でも確認しますね。
WorkとCodexの基本的な違いを先に知りたい方は、こちらもどうぞ。

Dotsは何を覚えている?メモリーと会話文脈の関係
「ずっと担当してくれるなら、今までの会話を全部読めるの?」。
ここは誤解しやすいところです。
OpenAIの説明では、Dotsが使う文脈は大きくいまの会話、関連するChatGPTメモリー、Dots自身が保存したメモです。
必要に応じて、許可された接続先の情報も調べます。
ChatGPTの全履歴や、他のアプリの全会話が無条件に渡されるわけではありません。
| 情報 | 役割 | 注意点 |
|---|---|---|
| いまの会話文脈 | この依頼で共有した目的・変更点 | タスクごとに渡る文脈は選ばれ、すべての会話が自動で付くわけではありません |
| 関連するChatGPTメモリー | 好みや継続的な背景 | 使えるのは関連情報で、過去の発言の完全な記録ではありません |
| dot固有のメモ | 担当中の仕事、決定、好みの記録 | ChatGPTの保存済みメモリーとは別のメモです |
| 接続先の情報 | 許可したアプリやファイルからの調査 | 接続・権限・利用環境に左右されます |

私も公式のメモリー説明(英語)(英語)を読み比べて、「覚えている」と「どの会話でも全履歴を見られる」を分けて考えると、任せ方がすっきりすると感じました。
重要な条件は「前に話したはず」と任せきりにせず、その仕事の会話で資料や締切を明示するのが安心です😊
ChatGPT側のメモリーを見直したい時は、保存・削除の考え方をまとめた記事も役立ちます。

DotsのクラウドPC・アプリ・Mac連携は別々に考える
Dotsの専用クラウドコンピューターは、最初から本人のMacと同じ中身ではありません。
クラウドのブラウザーにも別のログイン状態があります。
自分のMacでサイトにログイン済みでも、Dotsのクラウドブラウザーがそのログインを引き継ぐわけではないので、必要な時は専用のサインイン手順や本人による操作を使います。
手元のMacを使ってもらう場合は、ChatGPTデスクトップアプリでDotsのプロフィールを開き、「Computers」から自分のコンピューターへのアクセスを許可します。
クラウドの仕事はMacを閉じても続けられますが、Mac上のファイルやアプリを使う仕事はMacがオンラインで、ChatGPTアプリが開いていることが条件です。
接続できる個人用コンピューターは同時に1台です。
オフラインは接続許可の取り消しとは違います。
アプリ連携も別の設定です。
使えるプラグインをインストール・接続し、対象アカウントと許可した操作を確認します。
たとえば「メールを読む」は許可していても「送信する」は許可していない設定にできます。
メッセージの連絡方法を追加しただけで、メールやMacへのアクセスが与えられることもありません。
コンピューターとアプリの公式ガイド(英語)に、接続手順と範囲が分けて書かれています。
Dotsを使い始める方法|小さな担当から試す📝
作成はChatGPTのデスクトップアプリか、パソコンのブラウザーから始めます。
Dotsを開いて案内に沿い、必要ならアプリをつなぎます。
Macの接続はデスクトップアプリで選べますが、最初は接続を後回しにしても構いません。
設定後、対応アップデートが届いていればスマホアプリでも同じdotとやり取りできます。
スマホのブラウザーは非対応です。
- パソコンのChatGPTでDotsが表示されているか確認します。
- dotを作り、必要なアプリだけ接続します。Macを使わせる必要がある時だけ、別にアクセスを許可します。
- 最初は「週ごとの資料を比較して差分をメモする」など、確認しやすい仕事を1つ頼みます。
- 使ってよい資料、知らせてほしいタイミング、外部に送る前の確認を具体的に伝えます。
- Activityで作業と結果を確認し、足りない情報を追加します。
たとえば、最初の依頼は次のように書けます。
「私が渡す資料を毎週比較し、変化した点と未確認の点を表にしてください。資料にない数字は推測せず、判断が必要な時は先に質問してください。外部への送信は私の確認後にしてください。」
この依頼なら、仕事の範囲と、止まってほしい場面がはっきりします。
Dotsを使い始める公式手順はGet started with your dot(英語)で確認できます。
権限と確認|「任せる」と「自由に操作できる」は別
Dotsには標準の保護、既存アプリの権限、操作前の自動確認が適用されます。
アカウントへ影響する操作や情報の共有では、その内容に応じて、進められる場合・あなたの承認が必要な場合・あなた自身の操作が必要な場合があります。
「下書きを作って」と頼むことと、外部へ送信してよいことは同じではありません。
自分で「送信前に必ず見せて」といった追加ルールも設定できます。
ただし、文章で伝えたルールが未接続アプリへの権限を新たに作ることはありません。
保存済みログインを新しく使う場面にも確認が必要です。
仕事が進行中ならActivityで内容を見て方向を変えられます。
停止したい時は、メインの作業、委任したタスク、定期実行が別々の停止対象になる場合もあるので、画面でそれぞれ確認しましょう。
Dotsの管理と承認(英語)に詳しい説明があります。
これは少し慎重に見えるかもしれません。
でも、調査だけ任せたい時と、アカウント上の操作まで任せたい時を分けられるのは、使い続けるうえで大事な境界だと思います。
Dotsは誰が使える?表示されない時の確認👀
2026年10月1日時点、OpenAIはDotsを段階的に提供しています。
公式ガイドの対象にはPro 100・Pro 200・Pro 500、Business Premium、管理者が有効にしたEnterpriseが挙がっています。
Proは18歳以上で、欧州経済領域・英国・スイスの外が対象です。
Business PremiumとEnterpriseは世界で段階的に提供され、Enterpriseは初期状態でオフです。
無料版やPlusは現時点の対象一覧に含まれていません。
対象条件を満たしても、ロールアウトの途中ならまだ表示されないことがあります。
まずパソコンのアプリかブラウザーで、利用中のプランとワークスペースを確認してください。
組織アカウントでは管理者の設定も関係します。
地域やプラン、画面表示は変わる可能性があるので、最新の公式アクセス条件(英語)(英語)を確認するのが確実です。
利用枠も混同しやすいところです。
dotとの会話自体はChatGPTの使用上限に数えられません。
一方、dotが始めたり管理したりするWork・Codexのタスクには、それぞれ通常の利用枠が適用されます。
深い作業にはプランに応じた枠があり、提供初期の拡大枠も案内されています。
料金や上限の具体値は変わり得るため、利用前に自分の契約画面で確かめてくださいね。
よくある質問|Dotsに任せる前に知っておきたいこと
Q. Dotsは過去のチャットをすべて読めますか?
いいえ。
現在の会話、関連するChatGPTメモリー、dot固有のメモなどを文脈として使います。
別タスクに過去の会話が丸ごと自動で渡るわけではありません。
大切な資料や条件は、その仕事にあらためて渡してください。
Q. Macをつながなくても使えますか?
はい。
Dotsにはクラウド上のコンピューターとブラウザーがあります。
Mac上だけにあるファイルやアプリを使わせたい時は、別途Macの接続とオンライン状態が必要です。
Q. 予定を伝えれば自動で見張ってくれますか?
継続する担当や定期タスクを頼めます。
ただし、接続したアプリを何でも自動監視するわけではありません。
対象・条件・通知先を明示し、設定された予定を確認しましょう。
Q. 作業の確認や取り消しはできますか?
プロフィールのActivityで進行中の仕事、結果、入力待ちを確認できます。
必要なら指示を変えたり、作業を止めたりできます。
定期実行はScheduledも確認してください。
まとめ|Dotsには「担当・資料・確認点」をセットで渡そう✨
Dotsは、ChatGPTで話せる継続担当のエージェントです。
調査や資料作成をクラウドで進め、必要に応じてWorkやCodexにも作業を任せられます。
一方で、メモリーは全履歴の写しではなく、アプリとMacの権限も個別です。
最初は小さな仕事を渡し、結果と確認ポイントを一緒に決めるところから始めてみましょう。
ChatGPTで「まず、どう頼むと伝わりやすい?」と迷う方には、プロンプトの基本を学べる書籍もあります。
Dots専用の本ではありませんが、依頼の目的・資料・確認条件を言葉にする練習として役立ちます。
同じく長く続く仕事を管理したい方は、ChatGPTのスケジュール機能との違いも見てみてください。


